DeepSeek、V4.1-Flash-1017を公開 同社によると高速化し、出力も短く
中国のAI企業である同社は、このオープンウェイトモデルをV4.1-Flashの小規模な更新と位置づけ、出力の長さを削減しつつベンチマークスコアを向上させたとしている。また、SearchおよびFetch APIを全ユーザーに開放した。

ポイント
- 1DeepSeekによると、V4.1-Flash-1017はV4.1-Flashと比べてベンチマークスコアが高く、タスクをより速く完了し、出力が短い。
- 2同社によると、このモデルはDeepSeekのウェブサイト、アプリ、APIで利用でき、オープンウェイトがHugging FaceとModelScopeで公開されている。
- 3報道によると、DeepSeekが公表したHumanity's Last Examのスコアは36.8から42.6で、前バージョンは36.8から39.1だった。数値は同社が提供したものである。
- 4DeepSeekはSearchおよびFetch APIを全ユーザーに開放した。料金はエンドポイントごとに1,000回の呼び出し当たり$0.75で、ツール経由の一部の利用は2026年10月31日まで無料となる。
- 5報道によると、今回のリリースに先立ち、同じ週の前半に約5時間の障害が発生しており、一部の専門家はこれを計算資源の不足によるものとしている。
記事全文
DeepSeekは、V4.1-Flashモデルの更新版であるDeepSeek-V4.1-Flash-1017を公開した。同社はリリース発表で、新バージョンは前バージョンよりもベンチマークで高いスコアを記録し、タスクをより速く完了し、より短い応答を生成するとし、その結果を「性能とコストのパレート改善」と表現した。DeepSeekによると、このモデルは同社のウェブサイト、アプリ、APIで利用可能で、重みはHugging FaceとModelScopeで公開されている。
通信社の記事を掲載したThe Economic Timesによると、DeepSeekは土曜日の午後、X上の一連の投稿でこの更新を発表し、以前のV4.1-Flashの小規模な改訂版と説明した。同報道は、Hugging Face上の同社の技術レポートを引用し、同レポートが「推論、コーディング、エージェントタスク、視覚ベンチマーク全般にわたる大幅な改善」をうたっていると伝えた。同報道によると、DeepSeekは数学、科学、人文学にまたがる数千問から成るテスト「Humanity's Last Exam」のスコアも公表し、新モデルは36.8から42.6、V4.1-Flashは36.8から39.1という範囲を示した。いずれの情報源もこれらの範囲が何を表すかを説明しておらず、数値は独自に検証されていない。
DeepSeekによると、このモデルは自己フィードバックを用いた強化学習で訓練され、プロジェクト全体を一貫して構築する能力が向上したという。同社は、紫禁城の3Dモデル、ブラウザ上で動作するレースゲーム、Godotエンジンで制作したPortal 2の再現作品などの例を紹介した。同社によると、このモデルはDeepSeek Harness、Tencent CodeBuddy、WorkBuddyなどのツール向けに最適化されており、同社はDeepSeek Harness v0.2.1-rc.1以降を推奨している。また、mini-swe-v2ハーネスで測定したDeepSWE v1.1のPass@1とタスク当たりのコストの関係を示すグラフも公開した。
DeepSeekはモデルの公開に合わせ、SearchおよびFetch APIを全ユーザーに開放した。同社によると、これらは自社の検索エンジン上で動作しており、同社はこの検索エンジンが1日に数億件のリクエストを処理しているとしている。料金は各エンドポイントとも1,000回の呼び出し当たり$0.75に設定された。同社によると、DeepSeek APIのユーザーは、2026年10月31日16:00 UTCに課金が始まるまで、DeepSeek Harness、Claude Code、Codexのサーバーサイドツールを通じてこれらのツールを無料で呼び出せる。
同報道は、今回のリリースを、中国のオープンウェイトモデルと、OpenAIやAnthropicなどの企業による高コストな米国の独自システム、さらにMoonshot KimiやZ.aiなどの国内競合との間のより広範な競争の中に位置づけている。同報道は、9月初めに公開されたV4.1-Flashが大幅な割引価格で提供された後、MiniMax、Z.ai、Alibabaなど香港に上場する競合企業の株価が急落したと指摘した。また同報道によると、DeepSeekでは同じ週の前半に約5時間のサーバー障害が発生し、一部の専門家はこれを計算能力の不足と関連づけた。さらに、開発者の需要拡大に伴い、ここ数カ月で速度低下や障害がより頻繁に起きているという。
なぜ重要か
DeepSeekの低コストなオープンウェイトモデルは米国の競合に挑み、中国の競合企業にも圧力をかけてきた。以前のV4.1-Flashの価格設定は、競合企業の株価下落と時期が重なった。うたわれている速度と出力の長さの改善が実証されれば、今回の更新は開発者のコストを引き下げる可能性があるが、最近の障害は、その需要に対応する上で処理能力がひっ迫していることを示している。
経緯
· 公開
トピック#DeepSeek#オープンウェイトモデル#大規模言語モデル#AIコーディング#中国
出典
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